こんにちは。
明立工業 製造販売部化学クラブ(仮)部長の石井です。
お寒うございます!
冒頭からすいません。
一月下旬な訳ですからね、これっくらいの寒さは普通と言えば普通なんですが
空気の乾燥具合と加齢による順調な体力低下も相まって、体調管理に一苦労しております
幼少の頃は、この程度寒さ(って、言っても結構寒いですけどねw)では怯む事など無く
周りの友達を含め、元気に半ズボン履いて表でガンガン遊んでいた記憶があります。
むしろ「長ズボン履くやつは根性無し。もしくは格好付け野郎。」くらいの意地を張り合いつつ
冬も楽しく過ごしていたんですが…
今ではレギンス(まあ股引です)の上に作業ズボン、ヒートテック→フリース→作業着
更にはその上に防寒ジャンパーを着ての完全装備でないと家から出ることが出来ません…
どうか根性無しと言わず、それなりの中年になったいうことで勘弁していただきたいなぁ
冗談はさておき、寒い日が続いておりますので、皆様も体調の維持には十分にお気を付けください
そんな中、菖蒲工場では寒さにも負けず、昨年から引き続き加工管製作等の仕事を行っております。
中心となる作業内容として、ステンレス材を用いたTIG溶接による加工製作をしております。
「はて、TIG溶接ってなんじゃらほい?」
と、お思いの方へ御説明します。
TIG溶接=「ティグようせつ」と発音し
「TIG」とは、その溶接内容を意味する英単語の頭文字を取り
T(tungsten:タングステン=金属の一種。電極材として使用。)
I(inart:イナート=不活性の意。)
G(gas:ガス=読んで字の如くいわゆるガス。)
と、表わされる溶接方法の一種になります。
※TIG溶接を用いて加工した製品がどのようなものかについては、明立工業HPにて
御紹介させて頂いております。そちらを参考にして頂けるとより分かりやすいかと思います。
何だかとても難しそうなモノの様にも聞こえますが、作業自体はさほど大掛かりなものではありません。
その作業要領を簡易的に説明致しますと
「電気溶接機より発せられたアークを不活性ガスでシールドしながら母材を溶かし付け合わせる」
と、いったところになりますでしょうか。
専門用語が多すぎるので見た目で感じてください。こんな様子でやっております。
写真中央やや右で矢鱈目鱈光っているのがアークの発生している部分です。
理科の実験などで経験された方もいるかと思いますが
離れたプラス電極とマイナス電極の間に電流を流すと火花が見えますよね?
あれのパワーアップバージョンだと考えて頂けると良いかもしれません。
TIG溶接に於いて、アークの発生する個所には
部分的に強力な電流が流れるので、そこには大きな熱が発生します。
その熱で母材(溶接したい材料)を溶かし、鉄と鉄を付け合わせるのです。
日常の感覚では掴みづらいかもしれませんので、平たく言い換えると
「超高い温度で鉄を燃やして、お互いをくっつけている」
と、いうような感じになるのでしょうか。
燃えるということはその部分が「酸化」していることになります。
この場合の酸化とは「焼ける」「こげる」「すすける」などというと分かりやすいでしょうか。
※実際の「酸化反応」とはもう少し小難しいのですが、そこはページの都合で端折りますw
焼肉などをやっている時に、火が強いとお肉を焼きすぎてこげてしまいます。
TIG溶接では鉄をも溶かすほどの高熱が発生するわけですから、当然酸化の度合いも激しくなっています。
「酸化の度合いが高いと焦げる」という現象に、お肉も鉄も違いはありません。
「せっかく頑張って作ったのにコゲコゲじゃ台無しじゃん!」
と、なってしまわないよう、「酸化」をさせないように工夫をするのが人類です。
ちょうど良い焼き加減のおいし~いお肉が食べたければ
焼きすぎる前に火から遠ざけてお肉を皿に移して食べれば良いのです。
では、鉄の場合はどうすれば良いのか?
さあ、ここで「不活性ガス」の出番です!
何故、不活性ガスがあるとコゲコゲにならずに済むのか?
やっとお題にある「化学」の話に近づき、盛り上がってまいりましたぁ!
…と、いうところで、今回のお話は一区切り
続きは来月のブログで御説明できれば思いますので、乞うご期待です!
※弊社に於いて「製造販売部化学クラブ(仮)」なる組織は存在致しません。
本ブログにおける架空の存在です。
が、ブログの反響次第では設立に向けての意欲もやぶさかではございません
